はじめに
チョコレートを食べると片頭痛が起きるという方へ、チョコレートにはカフェインやフェニルエチルアミン、チラミンなど、「片頭痛」を引き起こす可能性のある成分が含まれています。この成分がトリガ-となってしまっているんです。
こんにちは、ko-kichiといいます。僕も幼い時から片頭痛持ちで寒暖差や湿気に悩まされていました。ある時チョコレートを食べると片頭痛が強くなっている気がして調べてみたところチョコレートの成分に片頭痛を誘発するものが含まれていると知り腑に落ちたんです。実際片頭痛のトリガーとなるものには個人差があるそうでチョコレートが平気な方もいるとかとか。
今回の記事では、チョコレートが原因で片頭痛を起こす人へ関係性と対策、どうしても食べたくなった時に買うべきチョコレートの種類を紹介します。
チラミンと片頭痛の関係性
チラミンとは
チラミンとは、アミノ酸の一種であるチロシンの代謝産物です。具体的には、以下のような特徴があります。神経伝達物質としての役割を持ち、特に脳内での神経信号の伝達に関与しています。チラミンは、発酵食品や熟成食品に多く含まれています。具体的には、チーズ、ソーセージ、赤ワイン、ビール、漬物などが代表的です。食品から摂取される他、体内でも生成されます。
片頭痛との関係・健康への影響
チラミンは片頭痛の「トリガーの一つ」とされており、一部の人々にとっては片頭痛を引き起こす要因となることがあります。すべての人がチラミンに対して同じように反応するわけではなく、「感受性」には個人差があります。ある人にとっては問題ない食品でも、別の人には片頭痛を誘発することがあります。チーズや熟成肉、発酵食品、特定のアルコール(特に赤ワイン)など、チラミンを多く含む食品は片頭痛を誘発することがあるため、注意が必要です。
チラミンは血圧に影響を与えることがあり、高血圧の患者は特に注意が必要とされています。特定の抗うつ薬を服用している人(特にMAO阻害薬)は、チラミンの摂取を制限する必要があります。
対策
チラミンによって片頭痛を引き起こさないためにも、この3つの対策を行ってください。
- 食事記録: 片頭痛のトリガーを特定するためには、最も重要なのは食事を記録することです。どの食品が影響を与えているかを観察することが非常に有効です。
- チラミンの少ない食品の選択: 発酵食品や熟成食品を避けることで、チラミンの摂取を減らすことができます。自分の体調や反応をよく観察し必要に応じて医師や栄養士に相談することが大切になります。
- 少量から試す: チョコレートなどチラミンを含んだ食品を食べる際には、少量から始めて体調の変化を観察することが重要です。ただし先ほども書きましたが個人差があります。それはチラミンの感受性は人それぞれ異なるためです。そのため自分に合った製品を見つけるために試行錯誤が必要です。もし特定のチョコレートで体調に影響が出た場合は、記録をつけてみると良いでしょう。
どうしても食べたくなったら
チョコレートは非常に魅力的なお菓子なため、我慢し続けるのはしんどいと感じる方も多くいると思います。どうしても「チョコレート」が食べたいとなったときはこちらを意識してみてください。
ダークチョコレートを選択
高カカオ含量(70%以上)のダークチョコレートは、一般的にチラミンが多いミルクチョコレートよりも少ない場合があります。
新鮮な製品を選ぶ
チョコレートは熟成することでチラミンが増える可能性があるため、製造日が「新しい製品」を選ぶと良いでしょう。
添加物が少ないもの
シンプルな成分で添加物や保存料が少ないチョコレートは、チラミンの生成を抑えることができるかもしれません。
ビーガンチョコレートを選択
乳成分を含まないビーガンチョコレートは、チラミンのリスクが少ない場合があります。
ホワイトチョコレートを選択
原材料であるカカオマスはココアとカカオバターに分けられます。これらの刺激成分は特にココアに多く含まれています。そのため苦みを感じる褐色部分が除去されているホワイトチョコレートは効果を感じるかもしれません。
まとめ
せっかくの美味しいチョコレートでも片頭痛を起こすとなれば、自分に合った付き合い方が必要になります。チラミンは食品や体内で生成される「重要」な化合物ですが、個人差が大きく特に片頭痛のトリガーとして知られています。食べたくなった時は、チラミンの少ないビーガンチョコレートやダークチョコレートなどを選ぶことをお勧めします。あなたのチラミンに対する感受性の大きさによって症状は大きく異なります。最初は少量から様子を見て自分に合った食べ方、お気に入りを見つけることが大切です。
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